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取扱説明書

GODANEの商品は天然皮革を使用しています。
革製品はひとつひとつ革の風合いや質感が異なります。


サドルレザー
サドルレザーは汚れやシミや傷が付きやすい性質です。
生前傷や血筋等がもともとありますが革の表情として
捉えていただく必要があります。特にほぼ染色が施さ
れていないヌメ系の革は各パーツごとに日焼け等によ
る若干の色ムラのある個体があります。また、色落ち
が完全ではないジーンズ等のバックポケットには入れ
ないで下さい。ジーンズのインディゴがヌメ革に移っ
てしまう可能性があります。


イタリアンレザー
GODANEのイタリアンレザーは主にトスカーナで生産さ
れた革を使用しています。植物タンニンで時間をかけ
鞣された革は、型崩れし難く丈夫で染料の吸収や顔料
の乗りが良く、発色が綺麗に出ます。
その反面、革表面は通常使用であっても擦れや水濡れに
より、色落ちや衣服などへの色移りが生じる場合があり
ます。また、細かなキズの原因にもなりますので雑な扱
いをしないようご注意ください。


カイマンクロコ
カイマンクロコは一見みな同じように見えますが各個体
によって表情が全く違います。ワニの性質上生前傷は牛革
に比べ多いものです。GODANEでは自然の風合いを大事に
考え、生前傷等は表情ととらえています。たとえばクロコ
にも毛穴的なくぼみが各鱗ごとにありますが、染色等に
よってそれが隠れる場合もありピンホールの様に残る場合
もあります。ある意味、天然素材(機械的で完璧なモノでは
ない)を理解していただく必要があります。


クロコダイル
GODANEでは艶のあるシャイニング仕上げと艶のないマット
仕上げをご用意しています。シャイニング仕上げのクロコは
経年劣化により初期段階より艶が無くなっていき、そこから
一味違う艶が出てきます。(使用状況・メンテナンス状況に
よって違います)マット仕上げのクロコは摩擦等により使い
込むほどに艶が出てきます。また、クロコダイルはカイマン
クロコと同様に生前傷等があります。ある意味、天然素材
(機械的で完璧なモノではない)を理解していただく必要があ
ります。


パイソン(ニシキヘビ)
本物の蛇革は当然鱗があります。性質上、根元周辺だけが
本体に付いているもので3分の1は浮いているものです。
特に財布のカーブ部分(折曲がる部分)等は鱗が立ってし
まいます。一見剥がれそうに見えますが堅牢な繊維質でで
きている為、故意にペンチ等で剥がさない限り剥がれません。


スティングレイ(ガルーシャ)


エイ革は泳ぐ宝石とも呼ばれている素材で、主にリン酸カ
ルシウムで形成されている皮革です。もともと水中生物な
ので陸上動物の革とは性質が異なり新品時の香りは牛革の
それとは全く異なり無臭に近いものです。湿度等、気候に
より魚的な匂いがしたとの報告・事例は有りますが、すぐ
に消えます。財布のサイド部分にドット抜けのようにコマ
が抜けている状態のモノがあります。ある程度のコマ
抜け(1~2ケ)はご容赦ねがいます。

色落ちについて
染色されている革(牛革に限らず全ての皮革)は素材そのも
のの風合いを無くさないために強力な色止めは施してません。
その為、多少色が落ちる場合があります。例えば新品で黒色
のカイマンクロコの表面を白色の布等で強く擦るとうっすら
黒色が布に付着することがあります。気になされるユーザー
様は最初に布等でカラ拭きする事をお勧めします。これは
ヌメ革以外の全皮革、全色共通です。


金属パーツについて


ライダース系ウォレットのドロップハンドルフックは金属
摩耗する物です。極端な負荷がかかると破損する恐れがあ
ります。その為ドロップハンドルフックは消耗品と考え、
交換がイージーなマイナスねじ式になっています。

コンチョ等のねじ式ポイントパーツはねじのゆるみが必ず
発生します。たまにねじの増し締めをして頂く必要があります。

その他ジッパーやカシメ等のメタル部分は経年により破損
する可能性があります。その場合は修理をお勧めします。


各種メンテナンス

マテリアル メンテナンス方法
サドルレザー


半年に一度の頻度でオイルを塗ります。
ニートフットオイルがお勧めですが、入手
しやすいミンクオイルでも問題はありません。

イタリアンレザー
(植物タンニンレザー)


表面がデリケートなのでオイル等でメンテナ
ンス
する場合は指にオイルをつけて爪が当た
らないよう塗りこみ、借りく拭き取って下さい。

 カイマンクロコ
基本的にノーメンテナンスです。傷が入っ
たりした場合には革靴と同じように同系色
のオイルを塗ってください。

クロコダイル 

 

光沢のあるクロコはエキゾチックスプレー等
でメンテナンスしてください。

マット系のクロコはブラッシングを軽くした後
栄養クリーム系のオイルを塗ってください。


パイソン(ニシキヘビ)
基本的にはノーメンテナンスですが
マット系のパイソンは汚れが付きやすいので
軽くブラッシングするか柔らかい布で軽く拭
いて下さい。

スティングレイ(ガルーシャ)
ノーメンテナンスです。
濡れた場合は布で乾拭きしてください。